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高次脳機能障害の症状を知る

◆高次脳機能障害とは

言語聴覚士が担当する患者さんには、「高次脳機能障害」という大脳が損傷したことにより、高次脳機能に障害をもつ患者さんがいます。

高次脳機能とは、言語を使う、考える、記憶する、学習する、感情をもつ、などのヒトのもつ特徴的な高度な能力のことをいいます。

これらの機能に障害をもつことを「高次脳機能障害」といいます。
失語症も高次脳機能障害の一種です。
高次脳機能障害には、他にもいろいろ種類があります。

◆高次脳機能障害の症状

たとえば、麻痺しているわけでもないのに、手を動かすのが不自由だったり、目で見ている物が何であるか理解できない場合もあります。
また、右脳に損傷があると、左側のものに注意ができなく、気づかないことがあります。

記憶障害においては、新しいことを覚えることができず、日常生活や仕事、勉強に差し支えがでてきます。

遂行機能障害という障害は、やる気が出ずにわがままになり、怠けた態度をとったりします。

また、筋道の通った考え方や行動ができなくなり、集中力に欠けたり、性格が変わってしまうなどの症状が現れます。

このような症状は、性格が問題ということで人格を否定されることがありますが、決してそうではありません。

◆高次脳機能障害は言語聴覚士などの専門科の力が必要

高次脳機能障害の患者は、このようにさまざまな変わった症状が現れるため、自分でも症状を自覚できず、周りの人からも理解されにくいことが多いのです。

また、社会的にもあまり認知されていないので、誤解を受けることもあります。ですから、、高次脳機能障害の症状のある方には、言語聴覚士などのリハビリチームによる専門的な訓練を受け、周囲がしっかりと理解し、支えていくことが必要なのです。

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