◆聴力障害がある子の様子
聴力に関しての障害というと、全く聴こえない状態をイメージするかもしれません。しかし、物音がするとそれに反応したり、会話がしっかりできているようでも、実は聴力に多少の問題がある場合があります。
軽中度の難聴があると、話をしている声は「音」として聴こえるのですが、これが「ことば」としての意味を充分に理解することが難しいのです。
聴力障害のある子供が、話の内容を理解できている、会話ができているという状態だということは、目で見た情報や雰囲気などから、推測してなんとか会話についていっているのでしょう。
しかし、2歳ごろになると言葉は増え始め、だんだん追いついていけなくなってしまいます。
そうなると、将来勉強したり社会に出たときに問題がいろいろでてきます。
もし、子供さんの聴力に関して心配なら、まず簡単な実験をしてみてください。
◆子供に簡単な聴力実験をしてみよう
まず、気づかれないように子供のうしろにいきます。
そして、内緒話をする時のささやき声で、子供の名前を呼んでみてください。
また、子供の耳元でで、親指と人差し指で指を何度かこすってみてください。
ちゃんと聞こえていれば振り向くはずです。
「ささやき声」は、軽中度の難聴があると聞こえない場合が多いのです。
この検査をして振り向かない場合は、音を感じとりにくい病気があったり、乳幼児に多い「滲(しん)出性中耳炎」などで、聴こえが悪くなっている場合があります。
何度やっても振り向いてくれない場合は、言語聴覚士のいる専門機関での聴力検査を受けてください。
また、ことばが遅れている場合にも、聴力に問題があることがあります。
そのような場合にも言語聴覚士は相談に乗ってくれます。



